オトナ女子のための「温活」のススメ|体温アップで美人を目指そう

女性の大敵、「冷え」。
PMSや生理不順、浮腫みや肌荒れ、更年期障害など女性特有の悩みの原因のひとつとされています。

そこで近年注目されているのが「温活」です。
積極的に体を温め、血行を促す活動のことを言います。

「温活」でこころも体もぽっかぽか体質になりましょう!
誰でも簡単に日常に取り入れられる「温活」を紹介していきます。

食事と睡眠で内側から温活体づくり

体を温める食習慣、しっかり眠れる体づくりは温活の基本です。

1日の間でもっとも体温の低い朝は温朝食を

1日のエネルギーを作り出す朝に、体が温められると、必要な栄養や酵素が体の隅々まで届きやすくなります。
第2の脳とまで呼ばれる腸が温められると、精神状態も安定するので落ち着いた心で1日がスタートします。

常温の飲み物、温かいスープなどを摂取することで、忙しい朝でも温活を取り入れる習慣を作ることが大切です。

また、乳酸菌の多い発酵食品も体を温めてくれます。
味噌汁は具で栄養も摂れ、体も温めてくれるので理想的な温朝食の一品です。

朝に比べて夜は新陳代謝が低いので、胃腸に負担をかけない食事を心がけてください。

赤・黒・橙色の食材、寒い地方の食材を選ぶ

根菜類はもちろん、寒い地域でとれる野菜は体を温めてくれるものが多いです。
かぼちゃ・カブ・ねぎ・ごぼう・レンコン・唐辛子・りんご・サクランボなどがオススメ。

野菜だけでなく、マグロなど北の海で取れる魚も体を温めてくれます。

生野菜は体を冷やすものが多いので、加熱したり塩を加えたりして体を温める食事に変えてください。
また、砂糖は体を冷やす調味料とされているので、摂り過ぎに注意が必要です。

起床時間を変えない

体内リズムが崩れることで、冷えをはじめ、疲れやストレスが溜まりやすい体になります。
睡眠不足は早寝で解消し、体内リズムを正常な状態に整えましょう。

睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは21時頃から出始めるので、照明を暗くし、寝る直前はパソコンやスマホはできるだけ使用しないようにしましょう。
やむを得ず仕事などで使用するときはブルーライトをカットする眼鏡を使用するなどの工夫をしましょう。

また、眠気は上がった体温が下がるときに生じます。
寝る前のストレッチや後述にあるヨガでいったん体温を上げるのがカギとなるでしょう。

入浴やグッズで外から体を温める

体を温めるもっとも効果的な方法はお風呂です。
合わせて温活にオススメなグッズもご紹介します。

38℃~39℃のお湯にゆっくりじっくり入る

温活はもちろん熟眠するためにも、夏場でもゆっくり湯船につかって体を温めてください。

人が最も心地よさを感じるのは体温プラス4℃=40℃くらいのお湯です。
しかし副交感神経を活性化させ、心身共にリラックスできるお湯の温度は、少し低めの38℃~39℃。

全身浴でも半身浴でも、体に無理のない程度にゆっくりじっくりつかることがポイントです。

全身浴では手足を出したり、濡れタオルで頭を冷やしたりすることでのぼせないよう気を付けましょう。
半身浴をする際は寒さを感じたら、肩に乾いたタオルをかけるなどして体を冷やさないように心がけましょう。

靴下をはく、腹巻を身に着ける

入浴後は体を冷やさないようなグッズを身につけましょう。
直接体を温める方法は、簡単にでき、すぐに効果を感じることができます。

五本足の靴下や足首まであるものが理想的です。
かわいい種類の腹巻なども販売されているので選ぶのも楽しいですね。

温かいアイマスクやお灸を使用する

蒸気で温めるアイマスクやシート、またピンポイントでツボを温めるお灸などは薬局で簡単に手に入る温活グッツです。
時間が決まっていて温め過ぎることがないので、忙しくて寝落ちしてしまいそうな人や妊婦さんも安心して使えると思います。

目の温活は、疲れをとるだけでなく、交感神経の過剰興奮を鎮めてくれます。
睡眠前に行うと質の良い眠りがとれ、朝の目覚めがスッキリするでしょう。

お灸でオススメのツボは“三陰交”というツボです。
内くるぶしから指幅4本分上がったところで、骨と筋肉の境目にあります。

三陰交は肝・腎・脾の3つの経路が備わっており、女性ホルモンのバランスを整え、冷えにも効果的なツボです。
妊活や安産のツボとも呼ばれています。
お灸がなくても、隙間時間に押さえるだけでも効果が期待できます。

適度な運動で体温アップ

運動は体の基礎代謝を高め、熱量も増えるので温活には欠かせません。
適度な運動は、自律神経の働きを活発にし、全身の血行を促します。

温活に大切なのは毎日続けられる適度な運動です。
1日どれだけするかより、1分でも2分でも毎日継続することが重要です。
継続することで冷えの改善だけではなく、生活習慣病の予防やストレス解消、ダイエットなど様々な効果をもたらしてくれますよ。

筋肉量を増やす

筋肉量が少ないと、体内で生み出す熱も少なくなるため、体が冷えやすくなります。
男性より女性の方が冷えを感じやすいのは、筋肉量の差も影響しているのです。

適度な運動で、必要な筋肉を保持しましょう。

有酸素運動で自律神経を整える

自律神経と女性ホルモン分泌に関わる脳の司令塔は視床下部という同じところにあり、相互に深い関係があります。
自律神経を整えることは女性特有の悩みを解決することに繋がります。

ウォーキングや階段昇降運動、ヨガなどお金をかけずに無理なく続けやすいのも有酸素運動の特徴です。
踏み台昇降運動用の台も比較的安価に販売されていますので、そういった運動グッズを取り入れるのも良いでしょう。

温活にヨガを取り入れよう

運動の中でもヨガは自分の力で熱を生み出す体づくりができるので温活にはオススメの美容健康法です。
朝ヨガは1日中体がポカポカするのを実感でき、夜ヨガは熟眠を導入します。
難しく考えず、トイレに座った時に左右にゆっくりゆれるだけの隙間ヨガでも効果はありますので取り入れてみてくださいね。

そもそもヨガって?

ヨガって聞いたことはあるけれど、呼吸法って何?ストレッチと何が違うの?とヨガについて知らない人も多いと思います。

まず、ヨガに運動能力は関係ないので、誰でも簡単に始めることができます。
体の柔軟性を養うことに加え、深い呼吸や瞑想を伴います。

自分の今の姿に着目し、心を穏やかに保ち、自他ともに敬意を払うといったインナービューティーを磨くところにも魅力があります。

ヨガのメリット

  • 血行やリンパの流れをよくし、新陳代謝UP
  • 呼吸法や瞑想を伴い、心身共に体を温めることができる
  • 自律神経やホルモンバランスを整え、リラックスできる
  • 隙間時間で誰でも簡単に効果的に、日常に取り入れることができる
  • 痩せている部分には筋肉をつけ、余分な脂肪は燃やすので、バランスのとれた体になる
  • 激しい運動をした時のような過度な疲労感が残りにくい
  • 女性らしい筋肉や柔軟性が身につく
  • 体の痛み、歪みが改善される
  • 天候に左右されずに継続することができる

ヨガの呼吸法

ヨガは腹式呼吸を基本としています。
意識を呼吸だけに集中させるなんて、日常ではあまりないことです。
吸うときも吐くときもゆっくりと。
老廃物や不必要なものを排泄するイメージで、体の中に良いエネルギーを循環させます。

普段の生活で私たちは胸式呼吸なので血行の流れが悪くなりがちです。
ヨガの呼吸法を取り入れるだけでも、日頃から滞っている血液循環を良くすることができます。

ヨガのポーズ

ヨガで有名なのは独特なポーズではないでしょうか。
中にはそんなことできるの?とびっくりするようなものまで。

“木のポーズ”、“ダウンドッグ”、“三角のポーズ”や“半分の魚の王のポーズ”などは一度は目にしているかもしれません。

いくつかのポーズを組み合わせて、深い呼吸とともに一連の動作にしていきます。
まずは開脚することや体を伸ばすことに加え、深い呼吸を体に与えていくことから始めていきましょう。

まとめ

体温と女性の体には密接な繋がりがあります。
ご紹介した温活の中で、まずはご自身が無理せず継続できそうなものを取り入れてみてくださいね。
あなたが心身共にバランスのとれた毎日を過ごせることを祈っています。