年齢とともに顔のたるみが気になってきた…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、気軽に始められる普段の生活の見直しから美容医療まで、顔のたるみを改善する方法をご紹介していきます。
自分に合った改善法を試して、リフトアップを目指しましょう!
目次
顔のたるみの原因
顔のたるみの原因は、筋肉の主成分であり、肌のハリを作るコラーゲンやエラスチンの減少です。
このコラーゲンやエラスチンが減少していく原因には、代表的なものに加齢がありますが、その他にも毎日の生活が多く関係しています。
加齢
加齢により、コラーゲンやエラスチンは減少していきます。
そのため筋力が低下し、皮膚や脂肪を支えられなくなり、肌がたるんでいくのです。
紫外線
紫外線には3種類の波長があります。
そのうち1つは肌の奥に浸透しダメージを与え、コラーゲンを破壊します。
もう1つの波長はコラーゲンを生産する細胞にダメージを与えるため、コラーゲンが生産されにくくなります。
その結果、たるみを引き起こすのです。
乾燥
肌が乾燥するということは、肌の水分量が減少しているということです。
水分が減少すると、水分を蓄えている角質層に隙間ができ、肌がダメージを受けやすくなってしまいます。
この状態では紫外線を受けやすくなり、たるみの原因となります。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れが積み重なっていくと、だんだんとたるみにつながっていきます。
睡眠不足
睡眠不足は代謝の低下や、成長ホルモンの分泌の減少から再生機能の低下を引き起こします。
その結果、コラーゲンの減少を早めてしまうことになり、たるみの原因になります。
糖質の多い食事
食べ物からとった余分な糖質もたるみの原因となります。
余分な糖質はタンパク質などと結びついて糖化を引き起こします。
コラーゲンやエラスチンもタンパク質の1つなのでこれが糖質と結びつき糖化されると、性質が変わり、硬くなってハリを失ってしまいます。
こうしてたるみへとつながっていくのです。
長時間のスマホ
スマホを見る時、顔は下を向いて肌が下がっている状態ですよね。
この姿勢が長時間続くと、だんだんと顔が重力で引っ張られていき、顔がたるんでいきます。
むくみの放置
むくみとは、体内に余分な水分や老廃物が溜まっている状態です。
このままにしておくと、水分や老廃物の重みから皮膚が下がり、たるみの原因となります。
顔のたるみ改善法
改善するには、毎日の生活を意識することで改善できる方法から、顔のマッサージや筋トレ、解消グッズを使ったもの、美容医療まで多くの方法があります。
それらの中から自分の身体や生活に合わせて選んで取り入れ、無理なく続けていきましょう。
毎日の生活を見直そう
毎日の生活の積み重ねは、顔のたるみに密接に影響しています。
少し意識して生活をするだけでたるみ改善につながるので、ぜひ今日から取り入れてみましょう。
質の良い睡眠
睡眠の質が良くないと成長ホルモンが十分に分泌されないまま朝方になり、身体を目覚めさすコルチゾールというホルモンが分泌し始めます。
成長ホルモンが十分に分泌されないということは、再生機能や肌の細胞を新しい細胞に変えるターンオーバーも十分に行われないので、肌の調子が悪くなり、たるみを生じさせます。
そのため質の良い睡眠が必要です。
人は体温が下がっていくときに眠りにつきやすいので、寝る前にお風呂に入り、湯船に浸かって温まってから寝ることや、自分に合った枕を用意することで質の良い睡眠をとることができます。
低糖質な食事
糖化を防ぐため、糖質の取りすぎには注意しましょう。
糖化を防ぐ食べ物には、ショウガ、ニンニク、アーモンドなどがあります。
逆に糖質の多い米、パン、バナナなどは控えたほうがベターです。
また、血糖値を上げないことも糖化を防ぐポイントです。
炭水化物を含む米、パン、麺類などは血糖値を上げやすい食品なので食べすぎに注意しましょう。
食事をとる順番も大切です。
食物繊維を多く含む野菜から食べることで血糖値の上昇を防ぐことができます。
紫外線予防
紫外線は肌を乾燥させたり、コラーゲンにダメージを与えたりとたるみに大きく関わってきます。
そのため、日焼け止めを塗ったり日傘を差したりして予防することが必要です。
日焼け止めを塗った後のべたつきが苦手!という方には飲む日焼け止めである薬も販売されているので、試してみてください。
また、夏場や太陽が出ている時だけ日焼け止めを塗るという人も多いかもしれませんが、実は春のほうが紫外線量が多いのです。
また、曇りのほうが散乱光の影響で紫外線が強いこともあります。
油断せずに、毎日紫外線予防を行いましょう。
保湿
まず、洗顔の際は熱いお湯ではなく、水やぬるま湯で洗うようにしましょう。
肌は水よりもお湯の方が乾燥するからです。
洗顔後、水分をふき取った後は、できるだけすぐに化粧水や乳液を塗りましょう。
また保湿の方法のひとつに、パックがあります。
フェイスパックはその人の肌に合わせて、さっぱりしているもの、高保湿のもの、美白効果のあるものなど様々な種類があります。
自分の肌やその日の気分に合わせて、フェイスパックを選ぶのも楽しいですね。
フェイスパックにはそれぞれ定められた使用時間があります。
より長く付けていた方が効果がありそうと思う方もいるかもしれませんが、フェイスパックが乾燥してくると、今度は肌の水分がフェイスパックに奪われていきます。
ですので、使用時間はきちんと守るようにしましょう。
もし、まだ美容液が残っていて捨てるのがもったいなければ、足や腕など体に塗っておきましょう。
顔のマッサージ・筋トレをしよう
顔のたるみには顔用のマッサージ法、筋トレ法があります。
正しい方法で、コツコツ続けていくことがたるみ改善の近道です。
リンパマッサージ
リンパの流れが悪くなると、水分や老廃物が溜まり、むくみの原因になります。
むくむと顔のたるみに影響するので、リンパマッサージをし、リンパを流すことが大切です。
方法としてはまず、耳の下にある耳下腺リンパ節から鎖骨にある鎖骨リンパ節まで、優しく押すようにしてマッサージしていきます。
その後リンパ節がほぐれたら、耳下腺リンパ節から鎖骨リンパ節まで流すように手をゆっくり滑らせマッサージしていきます。
顔筋トレ
顔の筋肉を鍛えることで、リフトアップ効果が狙えます。
一番簡単な方法は笑顔でいることです。
笑顔は口角を上に引き上げている状態なので、そのままでキープしていると顔の筋トレになります。
他には、顔のパーツを「ぎゅー」っと顔の中心に力いっぱい寄せる→「ぱっ」っと目元、口元を全開にするなどの方法があります。
唇アイロン
唇アイロンとはパーソナル・フェイストレーナーの木村祐介さんが考案された方法です。
マッサージなどをする際に、唇に力を入れ口を「ほ」の形に締めてから行うというものです。
唇に力を入れることで筋力アップや、ただマッサージをしているだけではしわになってしまう皮膚をアイロンがけをするかのように伸ばし、きれいなハリを作ります。
【引用】朝の唇アイロンでほうれい線を薄くする【日経ヘルス18年12月号】-日経doors
たるみ解消グッズを使用しよう
たるみはグッズを使用することでも改善することができます。
自分でマッサージや筋トレを行ってみても効果が見られない!という方は解消グッズを使用してみましょう。
オススメ美顔器
今回は「リファカラット」と「メディリフト」という2つのたるみ解消グッズをご紹介します。
リファカラット
リファカラットは全身に使える美顔ローラーです。
この美顔ローラーにはソーラーパネルがついており、その集めた光から微弱電流を発生させる仕組みになっています。
顔に使用する際は、上下に動かすことで肌を深くつまみリンパを流し、ハリのある引き締まった肌を作ってくれます。
メディリフト
メディリフトはハンズフリーで使用できる、シリコーンマスクです。
顔の下半身部分を上に引き上げ、引き締める効果があります。
美容医療を活用してみよう
美容医療は即効性があり、他の改善法に比べ効果的です。
たるみがどうしても気になる!早く直したい!という方は美容医療を活用してみましょう。
レーザー治療
レーザー治療とは、レーザーの熱で皮膚細胞にダメージを与え、その治癒過程でコラーゲンを生成させる治療法です。
気になる痛みはそれほど強くなく、麻酔も使用しません。
治療直後は肌の表面に傷ができてしまいますが、時間が経てば傷は残りませんので安心してくださいね。
また、上記で示したレーザー治療は一般的なものであり、一例にすぎません。
レーザーの機種には様々なものがあり、機種によって皮膚へのアプローチが少しずつ異なってきます。
レーザー治療を希望される際には、どの機種を使用されている病院か調べてから足を運ばれることをオススメします。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は水分量が多く、保湿力にすぐれ、肌にハリや弾力を与えてくれる成分です。
ヒアルロン酸は整形をする際、ボリュームを出したいところに注入されるものというイメージが大きいかもしれませんが、たるみ改善の目的でも使用することができ、頬の位置を上げたり、顔全体の輪郭を整えたりすることができます。
意外と知らないNG行動
顔の肌は薄くとても敏感なので肌に衝撃を与えるような行動は基本的にNGです。
美顔ローラーの力の入れすぎ
美顔ローラーの力の入れすぎは、肌に刺激を与え、色素沈着や肝斑の原因にもなります。
力を入れて肌を動かし過度に摩擦することは、肌にとって悪影響なのです。
たるみ改善のために美顔ローラーを使用する時は、肌が目で見て動いていないくらい弱い力でコロコロする方が、肌にも優しく効果もあります。
力強いパッティング
力強いパッティングは、強い衝撃となってしみや赤ら顔の原因になります。
パンパンと叩くようにパッティングしては、表面が濡れただけで肌の奥まで水分が浸透していないこともあります。
顔の肌は薄く繊細です。
保湿をする際は、化粧水などをコットンにしみ込ませ、優しく肌にしみこませるように押し当ててください。
何もつけずにマッサージ
マッサージを何もつけずに行ってしまうと、滑りが悪く強い摩擦が生じてしまい、結果的に肌にダメージを与えることになります。
マッサージをする時は、クリームやオイルをつけてから行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
顔のたるみを改善する方法には、気軽に始められる毎日の生活を見直していくものから、マッサージや筋トレ、解消グッズ、美容医療まで様々なものがありました。
自分に合ったものを選んで、無理なく試していきましょう。
そして、リフトアップされた引き締まった顔を手にいれましょう!