1日の最後は湯船につかって疲れを取るため、入浴剤を愛用しているという人も多いのではないでしょうか。
ドラッグストアや雑貨屋さんに並ぶカラフルな入浴剤は、効果や気分によって選べるので、あれもこれも欲しくなってしまうものです。
ひとつ買うと、2週間から1ヶ月ほど持ちますが、他の入浴剤が試せなくなりますし、1回分は手頃ですが、高くついてしまうもの。
そこで、自宅にある調味料や食材を使ってできるハンドメイド入浴剤でバスタイムを楽しんでみませんか。
手作りの入浴剤として使えるおすすめの材料について効果別にご紹介したいと思います。
目次
手作り入浴剤に使える調味料編
キッチンで使う調味料は使いきれず、賞味期限が切れてしまっていたということも少なくありません。
今まで捨ててしまっていたという人は、入浴剤として有効活用してみませんか。
賞味期限切れでも使える調味料について見ていきましょう。
牛乳を加えて美肌の湯
冷蔵庫に入っている牛乳はカゼインという成分が含まれているため、入浴後はお肌しっとりの保湿効果が期待できます。
また、牛乳に含まれるカリウムが体内にある余分な水分を取ってくれる入れるので、むくみの解消や予防にもつながるのです。
入れる量はというと、コップ1杯程度で、40度前後のぬるめのお湯に入れるのがポイントです。
乳白色の湯船は温泉に行ったような気分になるので、試してみてはいかがでしょうか。
保湿したいなら砂糖
冬は乾燥、夏は冷房で1年を通して乾燥対策をしなければいけません。
入浴後にボディクリームや保湿剤でケアする人も多いかもしれませんが、湯船につかりながら保湿できるのが、砂糖なのです。
「砂糖は甘いので、べたつくのでは?」と思うかもしれませんが、少量の砂糖をたっぷりのお湯に混ぜるので気になりません。
実際に使う量は、大さじ3杯程度をお湯に溶かしてしっかり混ぜたらOK!
市販の入浴剤を切らしてしまったという時にでも簡単に代用できるのです。
しかも全身がしっとり保湿されるのです。
砂糖は入浴剤として使用できるほか、砂糖をお湯で濡らしてマッサージするとスクラブ効果が得られるというメリットも。
お風呂上りにはしっとりすべすべの肌を実感してみてはいかがでしょうか。
リラックス効果大!ハーブティー
飲んで美味しく、香りで癒されるハーブティーは、お風呂に入れても香りでリラックス効果が得られるのでおすすめです!
ティーバックで賞味期限が切れたものを湯船に浮かべてもいいですし、お気に入りのハーブをチョイスするという方法も。
100円ショップで売っているお茶パックに入れてオリジナルの入浴剤を作っても楽しいのではないでしょうか。
そしてハーブの中でもおすすめなのか、森林浴のような心地よさが体感できるローリエです。
煮込み料理に使いますが、お茶パックに入れてお風呂に浮かべてみましょう。
その際、細かく切ってから入れると香りを楽しむことができます。
ローリエのエキスが疲れを取り、体を温めてくれる保湿効果も期待できるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
汗のニオイ予防にはお酢
夏はもちろんですが、一年を通して意外と汗をかくものです。
しっかり制汗対策をしたいという人は、雑菌の繁殖を抑え、抗菌作用が期待できるお酢を入れてみましょう。
「お酢をお風呂に入れて大丈夫?」と思うかもしれませんが、入れる量はコップ1杯程度なのでにおいは気になりません。
「汗のにおいをどうにかしたい。」と思っている人は、体を温めながらケアできるお酢を入れたお風呂を試してみましょう。
ベーキングパウダーはピーリング効果
どうしても使いきれず残ってしまう調味料のひとつ、ベーキングパウダーを使うという方法。
お菓子作りには欠かせないアイテムですが、使いきれず残ってしまい、賞味期限が切れて処分したという人も多いのではないでしょうか。
捨ててしまうのはもったいないので、お風呂に入れてみましょう。
お風呂全体が弱アルカリ性の水質に変わりなめらかなお湯が体験できるのです。
ベーキングパウダーは万能洗剤として有名な重曹なので、適度に体の角質を落としてくれるピーリング効果も。
さらにうれしいのは、浸かったお風呂を流すと排水溝の掃除もしてくれるので、体をきれいにしながらお掃除もしてくれるのです。
大さじ3杯程度を取り、湯船にいれてかき混ぜます。
定期的にベーキングパウダーを入れたお風呂に入ると、お掃除も楽になるかもしれません。
手作り入浴剤に使える食材編
ここまでは入浴剤に使える調味料を見てきましたが、活用できるものがたくさんあることが分かりましたね。
次は、入浴剤として使える食材について見ていきましょう。
血行促進にみかんの皮
冬といえばみかんなどの柑橘類がおいしい季節ですが、今は季節に関係なくフルーツを食べることができます。
みかんを代表とする柑橘系には、ビタミンやミネラル、そして食物繊維も豊富。
みずみずしいので食後のデザートにはぴったりです。
食べた後、みかんの皮が残りますが、その皮も入浴剤として利用できるのをご存知ですか?
みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」という漢方薬としても用いられるほど、その効果の高さも実証されています。
入浴剤に入れる効果はというと、みかんの皮に含まれるリモネンという成分が、肌に膜を作り高い保湿効果が得られるのです。
柑橘系の香りはリラックス効果があるので、食べ終わった皮をネットに入れて浮かべてみましょう。
心地よい香りで癒されること間違いありません。捨てるところがないほど、万能なみかんをぜひ有効活用してみましょう。
角質のケアにはりんごの皮と芯
最後は、みかんと同じくらい身近なフルーツのひとつ、りんごです。
りんごは皮をむいて食べますが、残った皮をお水と塩ひとつまみを入れて沸騰させれば、さわやかなアップルティーの完成です。
このアップルティーは試している人も多いかもしれませんが、実はもうひとつお風呂にいれる活用法もあるのです。
りんごにはAHAと呼ばれるフルーツ酸が含まれています。
これは角質を落とす効果があり、ピーリング化粧品にも含まれています。
りんごの皮を湯船に浮かべると角質を落としてくれるのです。
ひじやかかとなど普段、手の行き届かない所をケアするために、りんごの皮をお風呂に浮かべて角質ケアをしてみてはいかがでしょうか。
本格ハンドメイド!自分好みの手作り入浴剤の作り方
身近にある調味料や食材についてご紹介してきましたが、混ぜて作るバスソルトの作り方をご紹介したいと思います。
【材料】天然の塩、お気に入りのアロマオイル、ハーブ(お好みで)
【作り方】
- 岩塩大さじ2杯に、アロマオイルを1〜5適入れる。
- よく混ぜる。
- より華やかにしたい方は仕上げにハーブを入れる。
天然の塩を使うというのがポイントです。
天然のミネラル分がお風呂に溶けるタイミングが大事なので、お湯を入れる前か湯船に入る直前にバスソルトを入れて浸かりましょう。
手作り入浴剤の注意点
いろいろな調味料や食材をご紹介してきましたが、どれも身近にあるものばかりです。
今日からさっそくバスタイムに取り入れてみてはいかがでしょうか。
上記の調味料や食材を使った時には、いくつか注意点があります。
- 湯船はそのままにせず、真水で洗い流す
残り湯を洗濯に使いたいところですが、フィルターが目詰まりを起こす可能性もあるため、注意が必要です。 - 長時間浴槽に入れたままにしない
調味料や食品を使った入浴剤を入れたお湯は腐敗しやすく、成分によっては市販の入浴剤よりも浴槽の素材を傷める場合もあります。 - 肌が弱い人、赤ちゃんは肌荒れに注意
肌が弱い方の場合、肌荒れやアレルギー反応を起こしてしまう恐れがあるため、入浴前にパッチテストを行いましょう。
また赤ちゃんは抵抗力が弱いため、避けましょう。
まとめ
疲れを取りたい時や、リラックスしたい時、汗のにおい対策や角質ケアなど用途に応じて使い分けると、女子力もUPすること間違いありません。
市販の入浴剤とも併用しながら、冷蔵庫やキッチンをチェックして有効活用してみましょう。
実際に試してみて、その効果を話せる女性は素敵ですよね。
気になったものは試して、友達にもすすめてあげましょう。
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