寒い季節になると、多くの女性たちを悩ませる冷え性。
「入浴後なのに手足が冷える」
「手足が冷えて布団に入っても眠れない」
「体が温まりにくい」
そんな体からのサインをスルーしていませんか?
冬場の冷え性はもちろん、冷房の効いた部屋で過ごした後の手足の冷えは女性の天敵。
そのまま放置していると、さらに冷え性が悪化してしまうことも……。
今すぐ冷え性の原因を知って、「温活」をスタートさせましょう。
冷え性の主な原因4つ
冷え性といっても、その原因はさまざま。
あなたの体が発するサインを見逃してはいけません。
辛い冷え性を解消するヒントが隠れているかもしれませんよ。
早速チェックしてみましょう!
原因①自律神経の乱れ
夏場に冷たい飲み物を大量に飲んだり、冷房の効いた部屋で長時間過ごしたり。
このような外的要因の他にも、精神的ストレスや不規則な生活が続くと、自律神経が乱れて体温調節が上手くできなくなってしまいます。
これといった原因が見当たらないのに冷え性に悩まされているのは、自律神経の乱れが原因かもしれません。
原因②偏った食生活
外食が続いたり、好きなものばかりが食卓に並んでいませんか?
栄養バランスの偏った食生活は、冷え性を加速させてしまう原因の1つです。
体の不調を感じたら、まずは生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
原因③女性ホルモンの乱れ
過度なダイエットやストレスによる女性ホルモンの乱れが、冷え性を招いてしまうこともあります。
月経の周期が定まらなかったり、更年期障害による体のほてりを感じ始めたりしたら要注意です。
女性らしさをキープするためにも、イソフラボンを多く含む大豆製品や、カルシウム豊富な小魚、乳製品を積極的に摂取してみて!
原因④筋肉量が少ない
筋肉量が少ないと、どうしても体内で生み出す熱が少なくなってしまいがち。
男性よりも女性の方が冷え性になりやすいのは、筋肉量に違いがあるからなのです。
ウォーイングやジョギング、ストレッチなど、適度な有酸素運動を取り入れて、心身共にリフレッシュしてみてはいかがですか?
冷え性の女性がやりがちなNG習慣
冷え性の原因か分かっても、なかなか変えられない生活習慣。
いつも何気なくやっているアレが、実はNGポイントであることも……。
知らず知らずのうちにやってしまいっていたNG習慣をやめることから始めてみませんか?
冷たい物や体を冷やす食べ物を多く摂取している
暑い季節になるとつい飲みたくなる冷たい飲み物やアイスは冷え性の天敵!
できるだけ温かいものを口にするのが、冷え性を改善する第一歩です。
また、体を冷やす作用がある食べ物と体を温める作用のある食べ物を意識することも大切です。
- 体を冷やす食べ物
キュウリ、キャベツ、レタス、ナス、ほうれん草、小松菜、タケノコ、そば、白砂糖、スイカ、メロン、バナナ、いちご、パイナップル、緑茶、コーヒーなど
- 体を温める作用のある食べ物
にんじん、かぼちゃ、たまねぎ、れんこん、ごぼう、じゃがいも、玄米、納豆、キムチ、チーズ、黒砂糖、あじ、さば、いわし、桃、ザクロ、キンカン、中国茶、ココアなど
食生活が偏っている
メイクやファッション、美容に気を取られて、食生活を後回しにしていませんか?
時間がないからといって、ジャンクフードやインスタント食品、ファストフードばかり口にしていると、ビタミンやミネラルが不足して栄養バランスが偏ってしまいます。
バランスのよい食事を心がけて、体の内側から冷え性を改善することが重要ですよ。
アルコール摂取量が多い
仕事の付き合いやストレス解消のために増えてしまいがちなアルコール飲料。
飲酒した直後は体がポカポカ温まったように感じますが、飲みすぎると体内の水分量が低下して血流が悪くなってしまいがちです。
特にビールは内臓まで冷やしてしまうといわれています。
お酒を飲むときは、比較的体を温める作用のある日本酒や赤ワインを選ぶよう心がけましょう。
キツイ靴下を履いている
寒さから体を守るために履いている靴下。
でも、‟ただ履けばいい”というわけではありません。
足首にピタッと密着するほど締め付けがきついと、血流が悪くなって冷え性を悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。
足元が冷えて眠れないときは、放湿性に優れた「シルク素材」、「締め付けのないゆったりデザイン」、指が自由に動く「五本指ソックス」の靴下を履くと、血行が良くなって眠りにつきやすくなるはずですよ。
今すぐできる「温活」3選
温活とは、低くなってしまった体温を、適正な温度まで上げること。
女性の理想の体温である36.5℃~37.0℃になると、基礎代謝がアップして痩せやすい体になるだけでなく、免疫力が高まって冷え性や生理痛、むくみなどの悩みから解放されるといわれています。
「でも、温活って聞いても、何をしたらいいのか分からない……。」
そんな女性のために、今回は今すぐスタートできる「温活」をご紹介します。
温活①朝起きたらコップ1杯の温かい飲み物を!
起きたばかりの体を目覚めさせるためには、体温をぐっと上げるのがベスト。
コップ1杯の温かい飲み物を口にして、しっかり水分補給しましょう。
ただし、白湯は一時的に体を温めるだけで冷え性を加速させてしまうことも……。
ショウガやシナモンパウダー、レモン、はちみつなどを加えて、体の内側からじっくり温まるのを実感してみてはいかがですか?
温活②「頭寒足熱」で冷えのぼせ防止!
寒いからといって、分厚いニットやコートを重ね着して外出していませんか?
体を動かしたあとや、暖房の効いた室内に入ったとき、汗をかいて‟冷えのぼせ”してしまいますよ。
お出かけのときは、いつでも温度調節ができるよう薄手のトップスを重ね着すること。
足元はレッグウォーマーやレギンスなどを上手に使って、しっかり防寒対策するのがベストですよ。
温活③座りながらできる「足指ストレッチ」
一日中働いた足は、あなたが思っている以上にダメージを受けているもの。
しっかり疲れをオフしてあげないと、むくみや冷え症を加速させてしまいます。
オフィスでもできる「足指ストレッチ」を取り入れてみてはいかがですか?
- まずは背筋をピンと伸ばして、椅子に座ってみましょう。
- 足の指先に力を入れてグーっと自分の方に引き寄せたら、20秒間キープ。
- 終わったら指を開いて力を抜いて、リラックスします。
これを数回繰り返すだけで、血行や良くなり足がポカポカ温まるのを実感できるはずですよ。
体を温めることによるメリット
冷え性と戦う女性たちに‟温活”をおすすめする理由は、ただひとつ!
体を温めることによるメリットがたくさんあるからなんです。
では具体的にどのような利点があるのでしょうか?
メリット①免疫力アップ
体温が1℃上がることで、人間の体は5~6倍免疫力がアップするといわれています。
風邪を引きやすい方、肩こりや腰痛に悩まされている方、体調不良が続いている方は、まずは自分の平熱を知ることが大切です。
朝・昼・夜の平均体温が36℃以下だったら要注意!
今すぐできる温活で、低体温を克服してみてはいかがですか?
メリット②ダイエット効果アップ
ダイエットをしてもなかなか体重が減らないのは、冷え性が関係しているかもしれません。
体温が1℃上がると、エネルギー代謝は13~15%アップするといわれています。
効果的にシェイプアップするためにも、温活で基礎体温を高めることをお忘れなく!
メリット③美肌効果アップ
美しい素肌を手に入れるためには、体温を上げるのが1番。
冷え性によって乱れたお肌の「新陳代謝=ターンオーバー」を正常に戻して、シミやくすみ、肌荒れを改善してくれます。
ちなみに、お肌だけでなく髪の毛のツヤやハリもアップ!
理想的な美肌&美髪へ導いてくれます。
まとめ
寒い季節はもちろん、暑い季節まで女性たちを悩ませる冷え症。
今回ご紹介した「冷え性の原因」や「NG習慣」に思い当たる点があったら要注意です。
今すぐ温活をスタートさせて、体の内側から輝く‟健康美”を手に入れてみてはいかがですか?