日本酒のススメ!初心者さん向けガイド&オススメの日本酒5選

みなさんは普段どんなお酒を飲みますか?

そろそろ新ジャンルに挑戦してみたいと思っている方にオススメしたいのが『日本酒』です。

日本酒と聞くと、「飲みづらい」「女子が飲むと引かれる…」というイメージがある方が多いのではないでしょうか?
今はそんなことはなく、日本酒は今や海外でブームが起きるほどホットなお酒なのです!
最近では、女性が手に取りやすいようなかわいいラベルの日本酒も数多く販売されています。

今回は、日本酒初心者さんに向けて魅力とオススメ商品をたっぷりお伝えしていきます。

日本酒の基礎知識

まずは、日本酒について簡単に知っておきましょう。
基礎知識を知っておくことで自分に合った日本酒を選べるようになりますよ。

日本酒の定義

では、そもそも日本酒とはどんなお酒を指すのでしょうか?
簡単にご説明します。

日本酒は使用できる原料が決められており、必ず米を使うこと、そして「こす」という工程を必ず入れなければならないことが特徴で、酒造法第3条第7号に規定されています。

日本酒造組合中央会

酒造法に定められている日本酒の定義は以下の2点です。

  • アルコール分22度未満
  • 米、米麴、水を原料を発酵し、こしたもの

アルコール度数は約15~17度(古酒などの熟成酒はそれ以上)が一般的です。

しかし、最近では度数の低い日本酒も販売されているので、お酒の弱い方でも挑戦することが出来ますよ。

日本酒の種類

日本酒には製造上の特徴から様々な種類があり、主に『普通酒』と『特定名称酒(8種)』に分類することが出来ます。

特定名称酒とは『純米酒かどうか』『精米歩合(米の削り具合)』この二つの基準に則った日本酒のことを指します。
米の中心に近い部分を使うと、スッキリした味わいの日本酒になります。

ラベルの裏に表記されているので、日本酒を選ぶ際に注目してみても◎。

*純米酒とは?

純米酒とは『醸造アルコール』が入っていない日本酒のことを指します。
『醸造アルコール』を入れることで、香り高くなり、辛口になります
また、品質を安定させる働きもあります。

味と香りの違い

日本酒を選ぶうえで知っておきたいのが、日本酒の味の違い。
大きく4つの種類に分類することが出来ます。

①薫酒(くんしゅ)

味/淡い 香り/高い
スッキリした味わいで、果実や花のようなフルーティーな香りが特徴です。
冷がおすすめです。
ex:大吟醸、吟醸

②爽酒(そうしゅ)

味/淡い 香り/低い
軽快でスッキリした味わいが特徴。
冷やして飲むのがオススメです!
ex:普通酒、本醸造

③熟酒(じゅくしゅ)

味/濃い 香り/高い
熟成された日本酒。
どんな温度でも美味しく飲めますよ。
ex:熟成酒、古酒

④醇酒(じゅんしゅ)

味/濃い 香り/低い
コクのあるタイプで、味の濃いお料理にも負けません。
常温に加えて、熱燗にするとさらに旨味が増します。
ex:純米酒

日本酒の選び方

奥が深い日本酒。

「自分で選ぶのは大変そう…。」

そんな方にも気軽にもチャレンジしていただけるように、今回はいくつかあるうちの最も味を左右する2点だけご紹介します。
その2点から『甘口か辛口か』を調べることが出来ます。

ポイント1:日本酒度を見る

日本酒のラベルでまず確認していただきたいのが『日本酒度』です。
『日本酒度』は「+5」「-2」といったように、マイナスとプラスで表記されます。
この『日本酒度』がプラスであるほど辛口になり、マイナスであるほど甘口になります。

・+6.0以上・・・大辛口

・+5.9~3.5・・・辛口

・+3.4~1.5・・・やや辛口

・+1.4~-1.4・・・普通

・-1.5~-3.4・・・やや甘口

・-3.5~-5.9・・・甘口

・-6.0以上・・・大甘口

ポイント2:酸度を見る

次に確認していただきたいのが『酸度』です。

実は、日本酒の味は『日本酒度』だけでは判断することが出来ないんです。

そしてこの『酸』は酸味の表記ではなく、酸が多いと刺激があるため辛く感じ少ないと口当たりがマイルドなため甘く感じるようになっています。
『酸』によって日本酒の味が引き締められるため、『酸』が少なすぎると、味わいにキレがなくなってしまうのです。

つまり、日本酒度が同じとき、酸度が高いほうが辛く、低いほうが甘く感じるということになります。

・2.4以上・・・かなり濃い(辛く感じる)

・2.4~1.8・・・少し濃い

・1.8~1.6・・・普通

・1.6以下・・・少し薄い(甘く感じる)

日本酒度と酸度を組み合わせて確認!

今、ご紹介した2つのポイント『日本酒度』と『酸度』の数値を照らし合わせることで、日本酒の味わいを調べることが出来ます。

画像引用元:KURAND

自分の好きな味の数値が分かっていれば、日本酒を選ぶ際の基準に出来て便利ですよ。

気に入った日本酒に出会えた時はぜひ、『日本酒度』と『酸度』のチェックをしてみてくださいね!

初心者さんにオススメの日本酒5つ

一般的に女性には香りがフルーティーで甘口なものが人気です。
ここでは甘口で飲みやすい日本酒を中心にご紹介していきます。

富久錦 純米 Fu. (500ml)

富久錦株式会社

・価格 877円(税抜)
・アルコール分 8~9度
・日本酒度 -60度
・酸度 5.0

ワイン感覚で飲める、果実のような甘みと酸味が特徴です。

こちらは日本酒としてはアルコール分が低いので、お酒があまり強くない方でも挑戦できますね。

スーパーで購入可能なので、気軽に試せるのもポイント。

新政 No.6 R-type(740ml)

新政酒造株式会社

・価格 1,500円
・アルコール分 15度
・日本酒度 +0
・酸度 1.8

こちらは今大人気な秋田の名酒、新政の生酒。

ほんのり炭酸と柔らかな酸味で白ワインのような日本酒です。
後味もしっかりと残る、スッキリとした味わいになっています。

『No.6』シリーズは他にも代表作であるS-typeと最上級モデルのX-typeがあります。

ここでは一番低価格で試しやすいR-typeをご紹介していますが、他のタイプと飲み比べてみるのも良いですね。

松竹梅白壁蔵 スパークリング清酒「澪」(300ml)

宝酒造株式会社

・価格 475円(税抜)
・アルコール分 5%
・日本酒度 -70
・酸度 4.0

マスカット風味の爽やかな日本酒。

特徴はなんといってもアルコール成分が低いこと!

また日本酒特有の香りが抑えられているので、日本酒に苦手意識のある方でも飲みやすい商品です。

こちらもスーパーやコンビニで簡単に購入することが出来、お値段も控えめなので手軽に試せる点が◎。

Ohmine Junmai Daiginjo (720ml)


大嶺酒造株式会社

・価格 5,130円(税込)
・アルコール分 14%
・日本酒度 非公開
・酸度 非公開

こちらの商品は日本酒度、酸度共に非公開ですが、白桃のような芳醇な香りが特徴で、お米の甘みを感じられる日本酒となっています。

また、以前に日本政府主催の晩さん会にて各国首脳に振舞われ、世界的に注目されている銘柄です。
海外の方にも親しみやすい味わいのため、少々値は張りますが、初心者さんにもオススメな日本酒。

パッケージもとてもオシャレなのでプレゼントにも最適ですよ!

真名鶴造酒 mana 1751sweet (720ml)

真名鶴酒造

・価格 2,160円(税込)
・アルコール分 15度
・日本酒度 -20
・酸度 2.8

こちらは海外向けに販売されている日本酒。

林檎やメロンのような甘い香りに爽やかな酸の相性が良く、上品な味わいです。

飲食店や他店では取り扱いがほぼないので、真名鶴造酒のHPからのネット購入のみとなります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
日本酒が少し身近なものになった気がしませんか?

日本酒を選ぶときは

  • 日本酒度
  • 酸度

この2点をチェックしてくださいね。

『日本酒』をオシャレに楽しんじゃいましょう!