全身浴を習慣にしてキレイになる!4つの効果と入浴法まとめ

毎日のお風呂をささっとシャワーだけで終わらせていませんか?

半身浴が美容に良いことやダイエット効果があることなどが話題になっていました。
しかし、半身浴は全身浴と比べて湯船につっかている面積が半分です。
そのため、同じ時間入浴すると入浴効果が全身浴の半分となります。
半身浴で全身浴と同じ効果を実感したいとなると単純に2倍の時間がかかってしまいます。
忙しい毎日でゆっくりお風呂タイムをとるのはなかなか難しいものです。
半身浴が三日坊主で終わってしまったという人も多いと思います。

そんなあなたにお勧めしたいのが全身浴です。
子供の頃は毎日お風呂につかっていた!という人も多いはず。

実は奥が深い全身浴について紹介していきます。

全身浴とは

全身浴とは、肩まで少し熱めのお湯にゆっくりつかる入浴法です。

温度は40℃~42℃で少し熱いなと感じるくらいがおすすめです。
お湯の温度が高いほど様々な効果があがるのですが、急激な体温の上昇は体に負担をかけることもありますので、無理は禁物ですよ。

半身浴との違いは?

半身浴は、38度ぐらいのぬるめのお湯にみぞおちくらいまでじっくり浸かります。
胸より下のため心臓に対する負担が少なく、実はカロリー消費の点で見るとあまり効果がありません。
半身浴はたくさん汗をかくためダイエットになると思われがちですが、実は体温調節のための汗なのです。

全身浴の4つの効果

全身浴には、半身浴に比べ短時間得られるたくさんの優れた効果があります。
半身浴は続かなかったというあなたでも、今日から全身浴生活デビューしたくなると思います。

①ダイエット効果

世の中にはおいしいご飯やおやつが溢れています。
食事制限をするなんて出来ない、そして運動もしたくないといったズボラ女子のみなさんに朗報です!(笑)

なんと、全身浴10分間で消費するカロリーはおよそ40キロカロリーです。

運動に例えるなら、やや早歩きのウォーキングを10分間するのと変わりません。

普段の生活で運動不足を感じながらも行動できていない方は多いと思います。
全身浴ならなんの道具もいらないのですぐにスタートできますね。

②美肌効果

全身浴をすることにより、血流の流れが良くなり汗をかきやすくなります。
汗をかくことで毛穴がじんわりと開き、肌の角質や洗顔では落としきれなかった汚れを取り除くことが出来ます。
肌荒れ、特にニキビの原因となる毒素が排出されることで、肌トラブルの改善や予防にも役立ちます。

お風呂上がりは肌が一番乾燥しやすいので、すぐに保湿する必要があります。
全身浴後は、すぐに化粧水や乳液保湿クリームなどを塗って乾燥を防ぎましょう。

③デットクス効果

全身浴は、身体全体に水圧がかかります。
その水圧により、まず血流の流れが良くなり、腸や胃に血流が流れやすくなり、消化活動が活発になります。
消化活動が活発になるということは、便秘の改善につながります。
入浴しながら、おへそのまわりをマッサージするようにするとさらに効果が期待できます。

他にも、身体のむくみ解消につながります。
昼間同じ姿勢でいる時間が長い人は、血液の循環が悪くなります。
その結果、血管から水分が多く流れてしまい、夕方頃になるとむくんでしまうのです。

立ち仕事の方は、重力により脚に水分がたまりやすくなります。
その結果、脚のむくみに繋がります。
夕方になると、朝よりも履いている靴がきつく感じるのはこのためです。

全身浴をすると、脚に水圧がかかります。
そして、むくみの原因となる脚にたまった血液を心臓に戻してくれます。
脚をマッサージすると更に効果が高まり、翌日すっきりして目覚めることが出来ます。

④冷え性改善効果

全身浴をすると水圧と浮力を身体全体で感じることが出来ます。水圧による血行促進効果・浮力によるリラックス効果は冷え性の改善に繋がります。

早いうちから対策することによって脱冷え性を目指していきましょう。

全身浴で気をつけるポイント

全身浴といっても、ただお湯に浸かれば効果を発揮するわけではありません。
気をつけるポイントをしっかり守って全身浴をスタートしましょう。

①空腹時と食後すぐの時間帯は避ける

全身浴にベストな時間帯は、寝る1~2時間前です。

逆に、全身浴を避けるべき時間帯が2つあります。

1つ目は寝る直前です。

体温が上がりすぎて寝つけなくなる可能性があります。

2つ目は食事の直後です。
食後に全身浴をすると消化不良を起こしてしまいます。
1時間ほどゆっくり過ごした後、お風呂タイムにしましょう。

②入浴前には水分補給とかけ湯を行う

お風呂につかる前に、コップ1杯の水を飲みましょう。
全身浴はとても汗をかきます。
脱水症状は大変危険なので、水分補給を忘れないようにしましょう。

そして、お風呂につかる前に大事なことがもう一つあります。
それは、かけ湯です。
かけ湯は、身体の汚れを落としてから入浴するためのマナーであると考えている人が多いです。
しかし、かけ湯にはもっと大切な役割があります。

かけ湯とは、お風呂の温度に身体を慣らすために大切な行為なのです。
かけ湯をすることにより、血圧の急上昇から脳卒中や心臓発作になる危険性を抑えられます。

かけ湯のポイントは、手や足など心臓から遠い場所から肩に向かって行うことです。
急に湯船に入ることは絶対に止めましょう。

③入浴時間を長く取りすぎない

半身浴とは異なり、全身浴はたった10分間で効果を発揮します。
長く入り続けることは逆効果です。

入浴中、のぼせたり等の体調不良になると危険です。

しっかり時間は守りましょう。

サクッと10分間の全身浴なら、忙しくても続けられそうですね。

全身浴スペシャルバージョン

ここでは週3回私が普段行っている全身浴スペシャルバージョンを紹介します。

その名は、高温反復浴です。
1回の高温反復浴で約300~400キロカロリー消費することが出来ます。
5キロメートルのジョギングの消費カロリーが約250キロカロリーなので、一回の入浴でそれ以上の効果が発揮します。
全身浴に慣れてきたら、ぜひこの入浴法を取り入れてみてください。

今からその詳しい説明をしていきます。

高温反復浴のステップ

  1. 肩までお湯にしっかり浸かり、全身浴をする。(5分間)
  2. 湯船から出て、身体を洗ったり、シャンプーを行う。
    トリートメントを髪の毛全体に付け、ヘアパックをするのもおすすめです。(5分間)
  3. 全身浴をする。(3分間)
  4. 湯船から出て、トリートメントを流す。(5分間)
  5. 全身浴をする。(3分間)
  6. 手から徐々に水をかける。
    このとき一気に水をかけるのはNG!温度差により体がびっくりするので止めましょう。

注意する点

10分間の全身浴よりも身体への負担が大きいので、水分補給をしっかりとする必要があります。
高温反復浴の時は特に、水分をお風呂場にも持ってい行くことをおすすめします。

水分はミネラルウォーターが良いでしょう。
カフェインが含まれている飲み物は利尿作用があるため、おすすめしません。

お風呂から上がっても、身体が芯から温まっている感覚がしばらくの間続き、汗をよくかきます。
そのため、お風呂から上がってからも忘れずに水分補給をしましょう。

貧血や高血圧の傾向がある方、妊娠されている方は、行う前に必ず医師に相談してください。

まとめ

いかがでしたか?

全身浴は普段の日常生活で感じる悩みにとても効果があります。

  • 肌トラブル
  • 便秘
  • むくみ
  • 冷え性
  • 肩こり・腰痛

1つ1つの悩みに対し、それぞれアプローチをかけていくのは忙しい毎日の中でとても大変です。
そんな忙しいあなたにぴったりな全身浴。

全身浴をすることによって、身体も心もリフレッシュすること間違いなしです。

正しい全身浴を習慣化出来れば、必ず結果はついてきます。
今日からスタートするしかありませんね。